嬉しくも悲しくも、自宅にいる時間が増えたこの頃。
テレビを見たり、Youtubeを見たりする時間が多くなってきた気がします。
そんな中でも学生や趣味を探している大人の方が作曲を始めたい!という思いになることも多く。TOKYO AKIBA MUSIC SCでも、若年層から大人まで幅広く体験レッスンにお越しいただくことが増えてきました。
そんな中で全くの未経験、まずは何から始めていいのかわからない〜というご相談もいただくので、ここで作曲を始めたい!となった方に必要なものをご紹介したいと思います。
まず1つ目に。
パソコン!これはもちろん必須です。
作曲というと、譜面に音符を書いていって〜というイメージかもしれませんが、中世ヨーロッパじゃないので、現代ではコンピューターを使って簡単に作曲ができるようになっています。
もちろん今すでにWindowsのパソコンやMacをお使いなのであれば改めてご用意いただく必要なない場合が多いです。お使いのパソコンで作曲を始めることができます。
が、可能であればここ3〜4年以内に発売されたグレードのものをお勧めしたいところです。
あまりに古いとそれはそれで、コンピュータが対応できず、新しいものを購入する場合もあったりします。
そんなパソコンがまず1つ目の必要なもの!
そして2つ目には、DAWソフト。
DAW(Digital Audio Workstation)ソフト、というもので、パソコンで音楽を作るためには必要なものとなります。このソフトを使って音楽を作る作業を、DTM(Desk Top Music)と総称するので、以下ではDTMという言葉を使わせていただきます。
DTMをスタートするにあたって、ソフトウェアは必ず必要になります。このソフトもいくつか種類があるので、詳細に関してはレッスンにお越しになられた時に、実際に手に触れてみて、どういった音楽ジャンルを作るかによって選択肢も変わってきます。
初心者の方が手を出しやすい低価格帯のものもあれば、一気にプロユースで使えるソフトウェアまで幅はありますので、まずちょっとお試しに〜ということであれば、低価格帯のソフトからご用意いただくと良いでしょう。
ちなみに、スクールでご用意しているソフトウェアは、Cubase、Logic Pro、Studio One、GaragebandでのDTMに対応しています。
ジャンルによって選択肢が〜と言いましたが、どんなジャンルであってもどのソフトウェアを使っても制作することはできます。
1つのソフトウェアのみ、絶対的な条件がありまして。それは、Logic Proを利用する場合は、必ずMacが必要になります。Windowsではこちらのソフトウェアは利用できませんので、ご注意ください。
なお、このソフトウェアの価格帯は1万5千円くらいから6万円超といったところでしょうか。この価格差があることで、できることや内蔵している音源の違いがあります。
というこの2点があれば作曲家デビューはできてしまいます。
紙とペンで作曲をしていた古い時代とは違い、音符が読めなくても、楽器が弾けなくてもこの2つがあればオリジナル曲を作っていくことが可能です。
では、この2つを揃えて作曲は具体的にどういったことをやっていけばいいのか〜という問題。
それは、「打ち込み」という作業です。パソコンを使い、どのタイミングでどの音がなるのか、という設定を作っていくこと。これだけで曲は作れます。が、この作業が最初は気が遠くなるほど大変だったりします。
これに慣れていくためには、何はともあれ経験と時間。慣れていくことしかありません。
少しずつ慣れていくと、1つの作業を行うにも時間がどんどん短縮されていきますので、不慣れな初心者の方はここで挫折してしまいそうになることも多くあります。
レッスンでは、講師がサポートしながら、打ち込みの仕方やイメージしている音に近い制作方法を最短距離でアドバイスしていきます。
独学でこれらの制作を進めていくためには、ある程度音楽の知識があるか、相当の探究心と相応の忍耐力がないとかなり難しいと思います。後者を持ち合わせていれば、気合いと根性でいくらでもできると思いますけれどね!
これに加えて、より音楽制作を楽にしていくためにあったらいいな〜という機材は、MIDI
キーボードという、マウスやパソコンのキーを叩くのではなく、実際に鍵盤のキーボードを叩いてDAWソフトにデータを入力していく機材であったり、オーディオインターフェイスという、マイクやギターなど外部の音をパソコンに取り込む機材だったり。
これらは必要に応じて〜というところではありますが、後者のオーディオインターフェイスには、最初にお試し版のDAWソフトが付属している場合があります。
ソフトウェア付属のインターフェイスの場合は、だいたい1万円くらいからご用意いただけるので、パソコンのスペックも問題なくDTMが始められる場合は、このインターフェイス一つを用意いただければ作曲生活がスタートできるとも言えるかもしれませんね。
もしもパソコン、Macがすでにある、ということであれば、ソフトを用意すればすぐに始められる手軽さから、最近作曲を始める方が多くなっているのでしょう。
ですが、その最初のハードルを越える難しさもあったりするので、そんなことも含めて当スクールでのDTMレッスンをご受講いただく方が増えているのかもしれません。
初心者の方には一から丁寧に。経験者の方には、今よりもっと効率よい作業方法をレッスンしていきます。