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音楽ができるまで 〜編曲編〜

今回は編曲についてお話します。

メロディーをつくる「作曲」に対して、「編曲」ってイマイチ何をする作業なのかよく分からないという方も少なくないと思います。簡単に言うと編曲というのは、作曲したメロディーに演奏をつけていく作業です。メロディーセンスが必要な作曲に対して、編曲は楽器のアンサンブルやフレーズ、リズムなどのセンスが求められる作業です。

まず、作曲された曲(メロディー)をジャンル・速さ・楽器構成など、どのような方向で編曲していくのかを決めます。自分で作曲したメロディーであれば、作曲の段階である程度理想の仕上がりを想定しているかもしれませんが、第三者が作曲したメロディーを編曲する場合は、制作意図を踏まえて方向性を共有しておく必要があります。ピアノ系のラブバラードを作曲したつもりだったのに、編曲家がロックな仕上がりしちゃったら残念ですよね?

編曲の方向性がブレないためにも、予め仕上がりのイメージを認識しておきます。

 

方向性が決まったら実際に編曲作業に入ります。私の場合はリズム隊(ベースとドラム)から編曲する事が多いです。これは、速さ・ノリ・優しい曲なのか激しい曲なのかなど、リズム隊を全体的に編曲するだけで曲の雰囲気がある程度分かるようなってくるからです。また、ドラムキットやベースの音色を決める事が編曲にとってとても重要な作業で、スネアドラムの音色ひとつ取っても、適当に選択してしまうと方向性とは異なるジャンルに聴こえてしまったりします。楽器や音色選びは、理想の仕上がりをイメージしながら慎重に行う事が必要なのです。

メロディーとリズム隊だけで全体の構成まで出来てきたら各楽器を重ねていきます。バッキングの楽器やフレーズの音色などもリズム隊と同様に慎重に選んでいきます。バッキングというのはピアノやギターなどでコード伴奏する事で、リズム隊に加える事で曲の明るさ暗さがはっきりしてきます。メロディーとリズム隊、そしてバッキングだけである程度曲として成り立ってくるので、物足りない所や盛り上げたいところに他の楽器のフレーズなどを埋めていくイメージで仕上げていきます。

編曲全体の作業に言える事ですが、気をつけなくてはいけにのは歌の邪魔にならない事。シンセの音階が歌の音階と隣り合っていて濁ってきこえたり、ピコピコシーケンスが歌のリズムと合わずに邪魔していたら台無しです。作曲したメロディーを最大に活かせるようにするのが編曲の役割という事を忘れずに行う事が大切です。

編曲の手順に決まりはありませんが、今回のお話を参考に音楽を仕上げてみて下さい!

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記事筆者:スクール長 小林 繁

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