ギターコースに通っている生徒さん。
エレキギターの練習も自宅で一生にやってきているのがよくわかります。
ただレッスンに来ると、アレ?っていうことが起きることがしばしば。
なんだか普段、家でやっているのと音が違う。
違うっていうか、なんだかいつもより上手く聞こえない?
問題は「ミュート」
ミュートっていうと、音を消しちゃうの?
と、文字通りに思ってしまうこともあるかもしれませんが、
演奏する上で大事なのは、余計な音を鳴らさないことって大事なんです。
例えば、ギターコードを鳴らした時に、弾くべきではない弦の音が鳴っていたり、
細かいフレーズを弾いている時、どこかの開放音がずーっとなっていたり。
右手、左手を使って不要な音を鳴らさないようにミュートすることが大切なんです。
そして、上記の生徒さんがなぜそんな状態になったのか。
普段、家で練習しているときには、エレキギターの生音で練習していたから、だったのです。
自宅が隣近所と数十メートル離れているのならともかく、
マンションや密集した住宅地でギターを練習する時に、大きな音を鳴らすというのは
さすがに抵抗があるかもしれません。
でも、エレキギターの場合は、まずアンプを鳴らして音を聞かせるものですから、
初心者の方はしっかりアンプで音をだして練習していくことをオススメします。
もしも大きな音を出せない、という環境であればヘッドフォン使えば解決。
アンプから鳴らした音ならば、ちゃんと押さえられていなければ音は鳴らないし、
余計な音が出てしまっていたとすれば、それもしっかりと把握できる。
そしてミュートをしっかりするようになる。
という形で、自分で弾く為の練習から、聞かせるための練習へと変わっていくのです。
最近では、ギターアンプシミュレーターなどもたくさん世の中には出ているので
そういった物を使うのもよし、スマホにつなげられるケーブル、なんていうのもあるくらいですから
いろいろなものを試して、ご自身の環境に合うものを探してみるといいでしょう。
あまり大きなものを置けない、というのであれば手軽なミニアンプもたくさんありますよ。
ということで、練習はしっかり「ギターアンプを鳴らそう!」
それが上達のポイントです!